榊英雄監督、実刑8年確定へ
映画監督の榊英雄被告(56)による、俳優の女性2人への性的暴行事件で、最高裁判所は上告を棄却する決定を下しました。これにより、一審・二審ともに言い渡された懲役8年の実刑判決が確定することになります。被告は「演技指導」などを名目に、監督と俳優という立場を利用し、2015年から2016年にかけて、当時20代だった女性2人に対し、東京都内の事務所やホテルで計5回の性的暴行を加えたとされています。

映画監督の榊英雄被告(56)による、俳優の女性2人への性的暴行事件で、最高裁判所は上告を棄却する決定を下しました。これにより、一審・二審ともに言い渡された懲役8年の実刑判決が確定することになります。被告は「演技指導」などを名目に、監督と俳優という立場を利用し、2015年から2016年にかけて、当時20代だった女性2人に対し、東京都内の事務所やホテルで計5回の性的暴行を加えたとされています。
榊被告は裁判において、「同意があった」「冤罪(えんざい)である」などと無罪を主張していました。しかし、東京地裁は2026年3月6日、懲役8年の実刑判決を言い渡しました。その際、裁判長は「監督と俳優の立場の差を悪用した」「悪質で卑劣な犯行」と指摘しています。検察側は一貫して、監督としての圧倒的な立場を利用した卑劣かつ悪質な犯行であるとして、懲役10年を求刑していました。
この事件は、映画業界におけるパワーハラスメントや性被害の問題を改めて浮き彫りにしました。2022年には、複数の女性俳優が榊監督から性被害を受けたと週刊誌で告発し、業界全体で問題視されるきっかけとなりました。監督の立場を利用した性的暴行は、被害者のキャリアや精神に深刻な影響を与える可能性があります。今回の判決確定は、こうした行為に対する司法の厳正な姿勢を示すものと言えるでしょう。今後、業界全体で再発防止策を講じ、より健全な製作環境を築いていくことが求められます。
映画監督の榊英雄被告による俳優への性的暴行事件は、最高裁の決定により懲役8年の実刑判決が確定しました。監督という立場が悪用されたこの事件は、業界における権力構造の問題や性被害の実態を社会に広く知らしめるものとなりました。今回の確定判決は、加害者への厳正な処罰を示すと同時に、今後、同様の行為が繰り返されないための業界全体の意識改革と具体的な対策の必要性を強く訴えかけています。