第1四半期の業績概況
レーザーテックが発表した2027年6月期第1四半期(7-9月期)の連結決算は、前年同期と比較して厳しい内容となりました。売上高は前年同期比25.5%減の403億6,900万円、経常利益は同45.8%減の147億1,100万円と、大幅な減益を記録しています。売上営業利益率についても、前年同期の49.3%から39.1%へと低下しました。通期計画である経常利益1,250億円に対する進捗率は11.8%となっており、同社の過去5年間の平均進捗率である14.0%と比較すると、やや低い水準でのスタートとなっています。
市場予想との乖離と通期見通し
今回の決算において特に注目されたのは、市場予想との大きな乖離です。第1四半期の経常利益は147億1,100万円となり、これは直近のアナリストコンセンサス(IFIS)が示していた262億8,900万円を約44%下回る着地となりました。一方で、同社は通期の業績予想について、経常利益1,250億円(前年同期比15.9%増)とする前回予想を据え置いています。ただし、この通期予想自体もコンセンサスを9.5%下回る水準となっており、今後の業績回復が計画通りに進むかどうかが今後の焦点となります。
まとめ
レーザーテックの第1四半期決算は、売上・利益ともに前年同期を大きく下回る減益となりました。特に経常利益がアナリストのコンセンサス予想を大幅に下回ったことは、市場において重要なポイントとなります。会社側は通期の増益計画を維持していますが、第1四半期の進捗率が例年の平均を下回っている現状を踏まえると、通期目標の達成に向けた今後の受注動向や事業の推移を、投資家は慎重に見守っていく必要がありそうです。
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