第83回ベネチア国際映画祭、金獅子賞は北欧合作映画に
イタリアで開催されていた第83回ベネチア国際映画祭が閉幕しました。コンペティション部門の最高賞である「金獅子賞」に輝いたのは、メイ・エルトーキー監督による北欧合作映画『ウーマン・アンノウン』です。本作は、第二次世界大戦直後のデンマークを舞台に、ナチスに関わった過去を隠して生きる女性たちの姿を描いた作品です。また、銀獅子賞(監督賞)は、ロシア出身のイリヤ・フルジャノフスキー監督が『ダウ』で受賞。監督は授賞式において、自由と平和、そして勝利に向けて戦っているウクライナの人々にこの賞を捧げると述べました。
日本作品は独立賞などで存在感を示す
今回の映画祭では、日本から出品されていた作品の動向にも注目が集まりました。コンペティション部門に出品されていた是枝裕和監督の『ルックバック』や塚本晋也監督の作品は、最高賞の受賞には至りませんでした。しかし、映画祭とは別の組織が選出する独立賞では、是枝監督の『ルックバック』がシネマ&アーツ賞を含む4つの賞を受賞するなど、日本関連作が大きく活躍しました。また、オリゾンティ部門の『ザ・カラー・オブ・ザ・サン』が国際批評家連盟賞を受賞したほか、三池崇史監督のドキュメンタリー作品も賞を獲得するなど、多彩な成果が見られました。
まとめ
第83回ベネチア国際映画祭は、北欧合作映画が最高賞を手にする形で幕を閉じました。コンペティション部門の主要な賞は逃したものの、日本作品が独立賞や批評家連盟賞などで着実に評価を得たことは、国際舞台における日本映画の底力を示す結果となりました。
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