事故の概要と状況
10月30日夜、JR宗谷線の天塩中川―問寒別間で、旭川発稚内行きの特急「サロベツ3号」がヒグマと衝突し、先頭車両の車輪が脱線する事故が発生しました。衝突したヒグマの体重は約300キロという情報もあり、列車は即座に動けなくなる事態となりました。JR北海道によると、ヒグマとの衝突による脱線事故は、1987年の同社発足以来、初めての事例となります。事故は午後10時50分ごろに発生し、現場付近で列車が停止。周辺に他のクマがいる可能性も懸念されていました。

10月30日夜、JR宗谷線の天塩中川―問寒別間で、旭川発稚内行きの特急「サロベツ3号」がヒグマと衝突し、先頭車両の車輪が脱線する事故が発生しました。衝突したヒグマの体重は約300キロという情報もあり、列車は即座に動けなくなる事態となりました。JR北海道によると、ヒグマとの衝突による脱線事故は、1987年の同社発足以来、初めての事例となります。事故は午後10時50分ごろに発生し、現場付近で列車が停止。周辺に他のクマがいる可能性も懸念されていました。
事故の際、乗客ら34人が車内に留まることとなりました。周囲に他のヒグマがいる可能性も考慮し、安全を確保するために乗客32人が車内で一夜を明かすという緊迫した状況となりました。幸いなことに、乗客や乗員にけが人は報告されていません。乗客らは翌31日午前9時半ごろまでに、JRが手配したタクシーに乗り換えて下車しています。なお、復旧のめどは立っておらず、稚内―音威子府間は終日運休となり、旭川―稚内間ではバスによる代行輸送が実施されています。
今回の事故を受け、運輸安全委員会は鉄道事故調査官2人の派遣を決定しました。ヒグマとの衝突によって列車が脱線するという、JR発足後初となる異例の事態に、今後の調査の行方が注目されています。現在は復旧に向けた作業が行われるとともに、事故の詳しい原因究明が進められる見通しです。当面の間、宗谷線の一部区間では運休や代行輸送が続くため、利用を予定している方は、JR北海道が提供する最新の運行情報を確認することが重要となります。