運命を狂わせる“メンター”との再会
映画『mentor』は、幼い頃の花火遊びが原因で起こした火事により、人生を狂わされた二人の青年を描いた物語です。15年後、罪の意識を抱えながら生きる龍之介(磯村勇斗)と拓海(末澤誠也)は、ある出来事をきっかけに、その火事で大切なものをすべて失った被害者・埜本(綾野剛)と再会します。拓海に対し、不自然なほど優しく接し、導き手(メンター)のように振る舞う埜本。しかし、その柔和な笑顔の裏には、観る者に違和感を与えるほどの謎が隠されており、物語は底知れぬ不穏な世界へと引きずり込まれていきます。
鬼才・𠮷田監督が描く人間のリアル
監督・脚本は、『ミッシング』などの衝撃作を手掛ける鬼才・𠮷田恵輔氏が務めます。主演の磯村勇斗さんは、過去のトラウマを乗り越えようとアーチェリーにのめり込む龍之介を演じており、インタビューでは、競技を通じて感覚を研ぎ澄ませた役作りのプロセスを明かしています。また、監督が描く「きれいごとではない、人が生きていくなかでの嘘のない感情」への魅力についても言及。共演の末澤誠也さんや綾野剛さんと共に、緊張感と和気あいあいとした空気が共存する現場で、熱演を繰り広げました。
まとめ
加害者と被害者という、善悪だけでは割り切れない複雑な関係性を軸に、不穏さと可笑しさが入り混じるカオスな体験を提供する映画『mentor』。予測不能な展開が続く本作は、観る者の感情を激しくかき乱します。綾野剛さん演じる、優しすぎるがゆえに謎めいた「メンター」埜本の真意とは一体何なのか。映画館という空間で、その底知れぬ不穏さと衝撃の物語をぜひ体感してください。
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