異常気象をチャンスに変える新戦略
異常気象が常態化する中、ワークマンは気温の変化に対応できる衣料品の販売を強化しています。土屋哲雄専務は、人が選べる「着るもの」にビジネスチャンスがあると指摘。注力するのは断熱ウェア「XShelter(エックスシェルター)」シリーズです。外気温5〜30度の環境で衣服内を28〜32度に保つ「XShelter快適断熱Σ(シグマ)」を展開し、季節の変わり目の需要を取り込みます。アウターやスーツジャケットなど日常で着られるラインアップを揃え、シリーズ全体で年間250億円の売り上げを目指す方針です。
防災からリカバリーまで広がる高機能ラインアップ
また、防災用途を見据えた開発も進めています。「XShelter究極断熱Ω(オメガ)」は、極寒環境でも過ごせるよう日本赤十字看護大学附属災害救護研究所と連携して開発されました。日常の衣服がそのまま防災につながる仕組みを目指しています。さらに、リカバリーウェア「MEDIHEAL(メディヒール)」の新モデルも投入。マイクロカプセルが暑い時は熱を吸収し、寒い時は放出することで衣服内を約30度に保ちます。物価高による節約志向も背景に、1枚で幅広く対応できる高機能ウェアで需要の獲得を狙います。
まとめ
キャンプブームが落ち着きを見せる中、アウトドア市場では高機能ウェアを日常に取り入れる「普段使い」へのシフトが明確に進んでいます。ワークマンは、異常気象や激しい寒暖差という環境の変化を大きな成長の機会と捉えています。日常使いから避難所での利用といった防災シーンまでをカバーする高機能な製品群を展開。1枚で多様な気温に対応できる合理的なアイテムを通じて、消費者の節約志向や変化する気候へのニーズに応えながら、さらなる事業拡大を目指しています。
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