高知県警、勤務中のスマホゲームで巡査長を懲戒処分
高知県警は今月18日、勤務中にスマートフォンでゲームを繰り返した上、巡回連絡の実施数を水増しして報告したとして、40代の男性巡査長を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表しました。この巡査長は、2023年3月から2026年1月までの間、当時勤務していた交番などで約3400回にわたりスマートフォンやタブレットを使いゲームや動画を閲覧していたとされています。公務員として職務に専念すべき立場にある警察官によるこうした不適切な行動は、県民からの信頼を大きく裏切るものであり、警察組織全体の規律に対する懸念を抱かせる深刻な事態として受け止められています。組織の綱紀粛正が改めて問われる形となりました。
度重なる職務怠慢と虚偽報告の詳細
県警によると、この巡査長は2023年4月から2025年11月にかけて、地域の家庭や事業所を訪問する巡回連絡の実施数を約1350件水増しし、虚偽の報告を行っていました。勤務中にスマートフォンを机の下に隠して操作しているのを上司が発見したことが、一連の不正行為の発覚のきっかけとなりました。聴取に対し巡査長は「だめだと分かっていたが、ゲームが気になった」と供述しているとのことです。また、過去にもスマートフォンを不適切に使用して指導を受けており、自ら降格を申し出ていた経緯があることも明らかになっています。こうした行為は職務専念義務違反にあたり、警察官としての倫理観の欠如が指摘されています。
まとめ
今回の懲戒処分は、公務員、特に治安維持を担う警察官の職務に対する姿勢が改めて問われる事例となりました。勤務時間中の私的利用や虚偽報告は、市民の安全を守るべき警察官としての職責を著しく逸脱するものです。高知県警は今回の事態について「組織の規律の緩みが具現化したものと強く懸念される」とコメントしており、信頼回復に向けたデジタル機器活用の新たな対策や再発防止に取り組むとしています。公僕としての高い倫理観と責任感の重要性が改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。
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