AI開発減速懸念が重しとなりキオクシア株が大幅続落
キオクシアホールディングスの株価が、9月14日に大幅続落しました。5万円の大台を割り込み、75日移動平均線を下回る水準まで値を下げています。この下落の背景には、人工知能(AI)開発の減速を求める声が主要なAI研究機関から上がっていることがあります。米アンソロピックのダリオ・アモデイCEOがAI開発の減速を訴え、OpenAIのサム・アルトマンCEOやイーロン・マスク氏もこれに賛同。こうした動きが、AI開発競争の減速につながるとの懸念を市場に広げ、AI・半導体関連株全体への売り圧力を強めています。韓国総合株価指数(KOSPI)も下落しており、キオクシア株への下押し圧力となっています。
米国上場計画と流動性への期待
一方で、キオクシアの米国上場計画には、新たな投資マネーを呼び込む可能性への期待も寄せられています。AI関連に特化したファンドを運用する米ヴォヤ・インベストメント・マネジメントのセバスチャン・トーマス氏は、日本企業には魅力的なAI関連銘柄が多いものの、流動性の低さが大型ファンドの投資における障壁となっていると指摘。同氏は、キオクシアが米国で米国預託株式(ADS)を上場すれば、投資対象としての魅力が高まる可能性に言及。SKハイニックスのナスダック上場が流動性向上に繋がった例を挙げ、ADS上場は海外投資家にとって円滑な取引を可能にし、より多くの資金を呼び込む鍵となるとの見解を示しています。キオクシアの株価は今年に入り急騰していましたが、6月末以降は調整局面に入っています。
まとめ
キオクシアの株価は、AI開発減速への懸念から一時大幅に下落しましたが、米国上場計画による流動性向上への期待も残されています。AI開発を巡る状況や、半導体市場全体の動向、そして米国上場の進捗が今後の株価を左右する要因となりそうです。市場参加者は、AI技術の進歩とそれに伴う半導体需要の行方を注視しており、キオクシアの動向は引き続き注目されるでしょう。
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