低賃金と長時間の拘束に関する告発
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で、9月11日にオープン予定の新アトラクション「『バイオハザード レクイエム』 ザ・ダイブ」のゾンビ役を務める出演者が、報酬が低すぎると週刊文春を通じて告発しました。出演者の話によれば、報酬は交通費や税金などが含まれた状態で1日1万3000円。一方で、拘束時間はシフトによって12時間前後になることもあり、単純計算で時給は約1083円となります。これは現在の大阪府の最低賃金である1177円を下回る計算となり、過酷な労働環境の実態が浮き彫りになっています。
業務委託契約における法的問題の指摘
アクターたちは労働契約ではなく「業務委託契約」を結んでいますが、これには法的な問題が指摘されています。専門家によれば、出演時間や場所、具体的な演技指示などの指揮命令下にある場合は、実態として「労働者」に該当する可能性が極めて高く、最低賃金法や労働基準法違反の疑いがあるとのことです。また、仮に業務委託であったとしても、著しく低額な報酬を押し付ける行為は、フリーランス新法や独占禁止法における「優越的地位の濫用」に抵触する可能性もあり、法的な見直しが求められています。
まとめ
運営会社の合同会社ユー・エス・ジェイは、プライバシーや営業上の理由から詳細な回答は控えるとしているものの、「関係法令を踏まえ、必要に応じて運用の見直しや改善を行いながら適切な事業運営に努める」とコメントしています。一人ひとりの安全と尊厳を重視する姿勢を示していますが、今回の告発により、新アトラクションのオープンを前に、アクターの待遇や契約形態の適正さが改めて問われる事態となっています。今後、運営側がどのように実態改善へ取り組むのかが注目されます。
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