繰り返される「再液状化」の脅威
熊本地震の調査により、震度6強前後の揺れに見舞われた地点の約96%が「再液状化」を起こしたことが分かりました。これは、過去の地震ですでに液状化した地点が、再び被害に遭うリスクが極めて高いことを示しています。一方で、事前に地盤強化などの対策工事を行っていた地域では、被害がゼロまたは軽微に抑えられていたという結果も出ています。液状化リスクの高い地域は何度も被害に遭いやすい傾向にあるため、専門家は地域全体での事前対策の必要性を強く訴えています。

熊本地震の調査により、震度6強前後の揺れに見舞われた地点の約96%が「再液状化」を起こしたことが分かりました。これは、過去の地震ですでに液状化した地点が、再び被害に遭うリスクが極めて高いことを示しています。一方で、事前に地盤強化などの対策工事を行っていた地域では、被害がゼロまたは軽微に抑えられていたという結果も出ています。液状化リスクの高い地域は何度も被害に遭いやすい傾向にあるため、専門家は地域全体での事前対策の必要性を強く訴えています。
活断層の「ずれ(変位)」による直接的な破壊も深刻な問題です。熊本地震では、断層が動く瞬間の映像も捉えられており、わずか1秒間で地面が約1メートルもずれる様子が確認されました。このような地表の大きな変位が生じると、建物がどれほど耐震性に優れていても、その真上にある構造物は破壊される恐れがあります。学校や病院などの重要施設、あるいは高架道路なども、断層の動きによって甚大な被害を受ける可能性があることが、今回の調査や現地での被害状況から明らかになっています。
断層が引き起こす災害は、揺れによる被害だけでなく、液状化の再発や地表の「ずれ」といった複雑な形で現れます。特に、一度被害を受けた場所は再び液状化するリスクが高く、また断層直上の建物は構造の強固さに関わらず破壊される危険性があります。地震の性質や地盤の状態を正しく理解し、国による支援のもとで、地域全体としての事前対策を進めていくことが、将来の被害を最小限に抑えるための重要な鍵となります。