処方箋なしで医薬品を販売、薬局の責任者らを逮捕
警視庁は、東京・新宿区高田馬場にある「ファーストビューティ薬局」の責任者の女ら2人を、医薬品医療機器法(薬機法)違反の疑いで逮捕しました。容疑者らは、医師の処方箋がないにもかかわらず、糖尿病治療薬の「マンジャロ」など、本来は処方箋が必要な医薬品を不正に販売した疑いが持たれています。逮捕された実質経営者の中国籍の女らは、主に訪日客や日本在住の中国人を対象に、保険適用外の価格で薬を売っていたとみられています。また、薬局の管理薬剤師や従業員についても、書類送検の方針が示されています。
中国SNSで宣伝、訪日客などをターゲットに巨額売上
今回の不正販売は、中国のSNSなどを活用して行われていたことが判明しています。薬局側は「処方箋なしで買える」といった内容を宣伝し、料金などのやり取りをSNS上で行っていました。訪日客に対しては対面で販売するほか、中国への発送にも応じていたとみられています。警視庁によると、薬局が開設された2024年10月以降、処方箋なしでの販売による売り上げは約6500万円にものぼるとみています。対象となった医薬品は、糖尿病治療薬のほか、ダイエット目的での使用が問題視されている薬など、少なくとも70種類に及んでいるとのことです。
まとめ
糖尿病の治療薬である「マンジャロ」などは、本来医師の診察と処方箋に基づいて適切に使用されるべき医薬品です。近年、ダイエット目的での「適応外使用」が社会問題化しており、専門家は重大な健康障害のリスクについて注意を呼びかけています。処方箋なしでの医薬品販売は、予期せぬ副作用や健康被害を招く恐れがあるだけでなく、法律に抵触する重大な犯罪行為です。警視庁は、こうした医薬品の非正規な流通の実態について、引き続き詳しく調べていく方針です。
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