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南海トラフ津波想定、兵庫県が12年ぶりに更新 浸水面積は3割減も「即避難」を強調

兵庫県防災南海トラフ津波浸水想定
南海トラフ津波想定、兵庫県が12年ぶりに更新 浸水面積は3割減も「即避難」を強調

浸水面積が3割減少、ハード面の対策が成果に

兵庫県は、南海トラフ巨大地震による津波浸水想定を12年ぶりに更新し、発表しました。今回の想定では、県全体の浸水面積は4216ヘクタールとなり、2014年の前回想定(6141ヘクタール)と比較して約3割減少しています。この減少の主な要因は、これまでの防潮堤の整備や耐震化といったハード面の対策が進んだためです。最新の地形データや、国が公表する新たな想定を踏まえた精度の高い見直しが行われ、これまでの防災対策が数字として現れる形となりました。

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地域別のリスクと「30センチ」の重要性

地域別の詳細を見ると、神戸市の浸水面積が1232ヘクタールと最も広く、西宮市や南あわじ市がそれに続きます。最高津波水位は南あわじ市の6.5メートルが最も高く、尼崎市を除く14市町で前回よりも低下しました。また、今回新たに「死者が出る恐れがある30センチの津波」の到達時間も示されました。例えば南あわじ市では、1メートルの津波の到達時間が42分となる一方、迅速な避難を促すための指標として30センチの到達時間も明示されています。地形や対策により数値は改善していますが、依然として高いリスクが残っています。

まとめ

今回の見直しで浸水面積が減少したことは、これまでの防潮堤整備などの対策が一定の効果を上げていることを示しています。しかし、斎藤元彦知事は「津波のリスクは依然として存在する」と警鐘を鳴らし、発生時にはただちに避難するよう県民に強く呼びかけています。兵庫県は今年度中に、人的・建物被害に関する新たな想定の取りまとめや、次期「南海トラフ地震・津波対策アクションプログラム」の策定を進める方針です。数値の改善に油断することなく、日頃からの備えと迅速な行動が不可欠です。

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