巨額赤字と不正会計への陳謝
モーター大手のニデックは1日、不正会計が明らかになったことを巡り記者会見を開きました。新たに社長に就任した戒田理夫氏は、昨年度の決算において5646億円もの巨額な最終赤字を計上したことについて陳謝しました。会見の冒頭では、経営陣が謝罪の意を表しており、不正問題と巨額赤字が同時に表面化したことで、企業の信頼性が問われる深刻な事態となっています。なお、会計問題や品質不正が相次ぐ中での社員の退職率については、現時点で上昇していないとの説明もなされました。

モーター大手のニデックは1日、不正会計が明らかになったことを巡り記者会見を開きました。新たに社長に就任した戒田理夫氏は、昨年度の決算において5646億円もの巨額な最終赤字を計上したことについて陳謝しました。会見の冒頭では、経営陣が謝罪の意を表しており、不正問題と巨額赤字が同時に表面化したことで、企業の信頼性が問われる深刻な事態となっています。なお、会計問題や品質不正が相次ぐ中での社員の退職率については、現時点で上昇していないとの説明もなされました。
不正の背景について、第三者委員会の調査により、経営の第一線から退いた創業者の永守重信氏が、業績目標達成に向けた強いプレッシャーをかけていた実態が判明しました。また、監査法人のPwCジャパンは、不適切会計に関与した人物の一部が財務プロセスにおいて責任ある立場にあったことを理由に、2026年3月期の有価証券報告書で「意見不表明」としています。この事態を受け、同社が上場を維持できるかどうかが、現在最大の焦点となっています。新社長は「10月中に課題を解消する」と表明しています。
ニデックは、巨額赤字の計上と不正会計の発覚、さらには監査法人による「意見不表明」という、上場維持に関わる極めて厳しい局面を迎えています。創業者の影響力が背景にあったことも明らかになり、新体制のもとで、早期の課題解消とガバナンスの立て直しによる信頼回復が急務となっています。