「オルカン一本」という助言の落とし穴
新型NISAの普及に伴い、「オルカン(全世界株式)一本でOK」という考え方が広く流通しています。しかし、FPの井上ヨウスケ氏は、単に商品の銘柄選びだけで判断することの危うさを指摘しています。投資で成功する人と失敗する人を分ける決定的な違いは、相場の変動が起きた際に「なぜこの投資を続けているのか」を自分の言葉で説明し、納得できているかどうかです。理屈を理解せず、流行や誰かの言葉を鵜呑みにしているだけでは、市場の空気が変わった瞬間に不安に駆られ、大切な資産を投げ出してしまうリスクがあるからです。
投資を支えるのは「知識」ではなく「信念」
投資を20年、30年と継続するには、単なる科学的根拠以上に「信じられるか」という個人の信念が重要になります。多くの投資家は、実は「日本から脱出できる」といった特定の物語を信じて投資をしている側面があります。しかし、市場は常に楽観と悲観の間を揺れ動くものであり、投資を開始する時期によってリターンには大きな差が出るという不確実性も孕んでいます。インフルエンサーの煽りに惑わされるのではなく、自身で考え抜き、暴落時でも動じないための「心のアンカー」を持つことが、長期的な資産形成には不可欠です。
まとめ
オルカンなどのインデックス投資は強力なツールですが、それだけで全てが解決するわけではありません。大切なのは、単に流行の銘柄を積み立てることではなく、投資の仕組みやリスクを深く理解し、不確実な未来に対しても自分なりの根拠を持って向き合い続けることです。
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