商品形態の模倣を巡る提訴
株式会社milkkissは、ミニストップ株式会社に対し、自社が企画・開発してきたソフトクリームの形態を模倣したとして、不正競争防止法に基づく差止めなどを求め提訴しました。milkkiss側は、花弁状やローズ状を特徴とする独自のソフトクリームに対し、ミニストップが同一の製造機やノズルを使用し、商品構成を実質的に再現していると主張しています。同社が求めているのは金銭的な賠償以上に、「他社を参考にすること」と「完成した商品形態を実質的に再現すること」の境界について、司法の判断を仰ぐことです。小規模事業者が築いたブランドの希少性とオリジナリティを守るための動きといえます。
イオン系列での展開とブランドの広がり
ミニストップのソフトクリームは、コンビニ店舗以外でも提供されるケースがあります。ミニストップはイオングループのコンビニであるため、本州や四国の「イオン」「イオンスタイル」内のイートインスペース等でも順次提供が開始されています。例えば広島県内にはミニストップの店舗はありませんが、イオンモール内のパン屋などで提供されている事例も確認されています。また、ソフトクリームは「MINISOF(ミニソフ)」というブランドとして、東京や神奈川などの商業施設でも展開されています。このように、コンビニの枠を超えた幅広い提供形態が取られているのも一つの特徴です。
まとめ
現在、ミニストップのソフトクリームを巡っては、商品のデザインや開発プロセスにおける「模倣」の是非が法廷の場で争われようとしています。先行する小規模事業者が守ろうとしているのは、単なる形だけでなく、時間と費用をかけて築き上げたブランドの希少性です。その一方で、イオングループのネットワークを活用した幅広い展開も進んでおり、消費者にとっては身近な存在となっています。今回の訴訟が、今後の商品開発における「参考」と「模倣」の境界線にどのような影響を与えるのか、その判断が注目されます。
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