部活動の引率で生徒22人を自家用車に乗せる
広島県教育委員会は11日、県立高校の男性教諭2人を戒告の懲戒処分としたと発表しました。事案は今年5月4日、部活動の練習試合の引率時に発生しました。33歳の男性教諭が、宿泊地から約16km離れた会場まで、計4往復半にわたって生徒19人を自家用車に乗せて移動させていました。また、25歳の男性教諭も、生徒3人を同じく自家用車に乗せて同乗させていたことが判明しています。この件は、学校に届いた「教員が生徒を自家用車に乗せている」という内容の投書によって発覚しました。
規定違反の背景と「移動手段」の問題
当該教員らは、規定違反と知りながら「他に移動手段が無かった」と説明しています。広島県教委は、教員によるわいせつ事案が相次いだ2022年以降、所属長の許可なく自家用車に児童生徒を乗せることを禁止しています。また、今年5月には福島県でも部活動引率中の事故による死亡事故が発生しており、各学校へ規定遵守の徹底が呼びかけられていた時期でもありました。部活動の引率における自家用車利用による懲戒処分は、県教委として今回が初めての事例となります。
まとめ
部活動における移動手段の確保と、安全確保のためのルール遵守という難しい課題が改めて浮き彫りになりました。教員側は「軽率な行動だった」と謝罪していますが、不祥事防止に向けた服務規律の徹底が強く求められています。同時に、現場が抱える「他に移動手段がない」という切実な問題にどう対処していくか、教育現場のあり方が今後も注目されることになりそうです。
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