ロシア本土の拠点ノヴォロシースク基地への攻撃
ウクライナ国防省は2026年9月9日、ロシア海軍黒海艦隊の拠点であるノヴォロシースク海軍基地に対し、大規模な攻撃を行ったと発表しました。公開された映像には、夜空を切り裂く爆発や炎上する港の様子が捉えられています。今回の攻撃では、石油積載用ターミナルや軍港施設に加え、巡航ミサイル「カリブル」を搭載可能な軍艦なども標的となったとしています。黒海艦隊は、ウクライナ軍による攻撃の激化に伴い、以前の母港であったクリミア半島のセヴァストポリからロシア本土のノヴォロシースクへと艦艇の多くを後退させていましたが、新たな拠点も深刻な脅威にさらされている状況が浮き彫りとなりました。
精鋭フリゲート艦への打撃と被害状況
今回の攻撃で、ロシア海軍の精鋭とされるアドミラル・グリゴロヴィチ級フリゲート「アドミラル・エッセン」が、ウクライナの「ドウヒー・ネプチューン」巡航ミサイルの命中により、上部構造物を破壊されたと報じられています。また、黒海艦隊の旗艦である「アドミラル・マカロフ」についても、FP-2自爆ドローンなどによる攻撃を受けた可能性が示唆されています。アドミラル・グリゴロヴィチ級は、ステルス性を備え「カリブル」ミサイルを搭載できる強力な艦艇ですが、今回の攻撃により、ロシア側の対艦能力に大きな打撃を与えた可能性があります。他にも複数の小型ミサイル艦などが攻撃の標的となったとされています。
まとめ
ウクライナ軍によるノヴォロシースク基地への攻撃は、ロシア海軍の戦力維持において極めて重要な意味を持ちます。特に「カリブル」巡航ミサイルの発射能力を持つフリゲート艦や小型ミサイル艦が標的となり、損傷や撃破が報じられていることは、黒海におけるロシアの制海権や攻撃能力を大きく削ぐ結果となりかねません。セヴァストポリから拠点を移したものの、ロシア本土の基地であってもウクライナのミサイルやドローンの射程圏内であり、防衛の難しさが改めて露呈した形です。今後のロシア海軍の運用能力の変化に注目が集まっています。
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