老舗メーカー「馬上かまぼこ店」が事業停止へ
宮城県亘理町に本社を置く老舗の笹かまぼこメーカー「株式会社馬上かまぼこ店」が、事業を停止し、自己破産の申請準備に入ったことがわかりました。帝国データバンクによると、同社は9月8日までに事業を停止しています。負債額は、2026年6月期末時点で約5億7100万円に達する見込みです。1912年に創業した同社は、自社工場での製造に加え、仙南地区を中心に直営店6店舗を運営。インターネット通販や県内外のスーパーへの卸売りなど、長年にわたり地域の食文化を支えてきました。
高い品質と直面した経営の厳しさ
同社は、全国蒲鉾品評会で最高賞の水産庁長官賞を受賞するなど、その品質は極めて高く評価されてきました。「吉次入りかまぼこ」などのオリジナル商品も展開していました。しかし、近年の原材料価格の高騰や店舗運営費の増加が経営を圧迫。2022年6月期から4期連続で赤字を計上していました。不採算店舗の閉鎖や包装資材の見直しなどの対策を講じてきましたが、2025年6月期には売上高が約4億700万円にとどまり、約6000万円の最終赤字を計上。資金繰りが限界に達し、事業継続を断念するに至りました。
まとめ
100年以上の歴史を持ち、高い技術力で知られた宮城の老舗「馬上かまぼこ店」が、原材料高騰等の影響により事業停止・自己破産申請の準備に入りました。長年愛されてきたブランドのニュースは、地域や業界に大きな衝撃を与えています。
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