未明の激しい揺れ 関東各地で震度5弱を観測
23日午前2時ごろ、茨城県南部を震源とするマグニチュード5.9、深さ約70キロの地震が発生しました。この地震により、茨城県小美玉市、埼玉県川口市、千葉県浦安市、東京都足立区など、1都3県の17の市区町で最大震度5弱の揺れが観測されました [8, 11, 14, 15]。関東地方の広い範囲で強い揺れを感じ、多くの住民が未明の揺れに驚き、不安な夜を過ごしました [1]。首都圏で震度5弱以上が観測されるのは、2021年10月以来、約5年ぶりとなります [16]。気象庁は、今後1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけています [8, 13]。
地震による被害状況と交通・ライフラインへの影響
今回の地震により、23日午前10時時点で、東京都で15人、埼玉県で9人、神奈川県で8人など、合わせて37人が負傷しました [6]。うち1人(横浜市泉区の80代女性)は、ベッドから転落し重傷を負っています [6, 7]。また、東京都江東区など3か所で水道管から水があふれ、一時的に道路が冠水する被害も発生しました [6, 8]。地震発生直後から、東京都内では断水に関する相談も多数寄せられています [6, 13]。さらに、東京・足立区のスーパーでは、消防設備の誤作動で消火剤が大量に噴出する事態も発生しました [6, 8, 13]。JR東日本では、京浜東北線や常磐線快速電車などが一時運転を見合わせましたが、多くの路線で運転が再開されています。しかし、この影響で15万人以上の利用者に影響が出ました [6, 8, 13]。
「地震の巣」で発生した地震 専門家「首都直下地震の切迫性判断できず、備えを」
東京大学地震研究所の専門家は、今回の地震はプレートがせめぎ合い、過去にも地震が頻発してきた「地震の巣」で発生したと指摘しています [16]。関東地方の地下は、複数のプレートが複雑に入り組む構造になっており、茨城県南部沖の深さ50~70km付近は、こうした地震の巣の一つとされています [10, 17]。今回の地震は、フィリピン海プレートと太平洋プレートの境界付近で発生したプレート境界型地震とみられており、震源が深かったため広範囲で揺れが観測されたと考えられています [16]。専門家は、今回の地震をもって直ちに首都直下地震の発生が切迫していると判断することはできないとしつつも、長期的にはいつ発生してもおかしくない状況であるため、十分な備えを呼びかけています [16]。
まとめ
23日未明に関東地方を襲った震度5弱の地震は、多くの人々に不安を与え、実際に怪我人やインフラへの影響も発生しました。専門家は、今回の地震が「地震の巣」と呼ばれる地殻活動が活発な地域で発生したことを指摘し、首都直下地震の切迫性については断定できないものの、日頃からの防災意識と備えの重要性を改めて強調しています。今後も、気象庁の注意喚起に従い、地震への備えを怠らないようにしましょう。
