追悼、そして「時空を超えた縁」
俳優の中井貴一さんが、2026年8月7日に老衰のため93歳で亡くなった女優・岸惠子さんへ追悼のコメントを寄せました。中井さんは、岸さんを「敬愛する先輩であり、父と盟友でもあった」と称え、その訃報に心を痛めていると述べています。特に、10年ほど前にアメリカでのドラマ撮影中、目覚まし時計のセットに困っていた岸さんを助けた際のエピソードを明かしました。その際、岸さんは「『君の名は』のロケの時、佐田さん(中井さんの父・佐田啓二さん)にも目覚ましをセットしてもらったことがあった」と笑って語り、中井さんは、父と自分、親子二代にわたって岸さんの目覚ましをセットするという「時空を超えたお手伝いができた」ことに、深い感慨を覚えたと述べています。
父・佐田啓二さんと岸惠子さんの共演
中井貴一さんの父である佐田啓二さんと岸惠子さんは、1953年から54年にかけて公開された映画『君の名は』で、主演の男女として共演しました。この映画は社会現象となるほどの大ヒットを記録し、岸さんが演じた氏家真知子のストールを巻く姿は「真知子巻き」として流行しました。中井さんは、父・佐田啓二さんのことは「肌感も何も覚えていない」としながらも、今回の岸さんとのエピソードを通じて、父と自分が「時空を超えた縁」で結ばれていることを実感し、父のDNAを感じて嬉しくなったと語っています。
「貴一君」と呼んでくれた先輩
中井貴一さんは、岸惠子さんを「『貴一君』と呼んでくださる先輩」として慕っていたことを明かし、そんな先輩がまた一人逝ってしまわれたことに寂しさを滲ませています。岸さんは、中井さんにとって、映画界の大先輩であり、父・佐田啓二さんの盟友でもありました。中井さんは、岸さんが長年、日本映画界に貢献され、多くの人々に愛された女優であったことを偲び、「心から、ご冥福をお祈りいたします」と結んでいます。
まとめ
岸惠子さんの訃報に際し、中井貴一さんは、父・佐田啓二さんとの映画『君の名は』での共演以来の、世代を超えた温かい繋がりを回想し、追悼の意を表しました。アメリカでのロケ中に起きた目覚まし時計のエピソードは、二人の間にあった親密さと、時代を超えて受け継がれる人の縁の温かさを感じさせます。中井さんは、岸さんを「貴一君」と親しみを込めて呼んでくれた大切な先輩として偲び、その功績を称え、心から哀悼の意を捧げています。
