トットちゃん ドラマのあらすじ・感想、第56話です。徹子は、久しぶりに渥美清と会い、食事をします。
渥美は、おしゃべりをする徹子を見て、力なく微笑みます。渥美は、食事もあまり、のどを通りません。
食事の後、渥美が「星の王子さま」の冒頭を暗証して、二人は別れました。これが、徹子と渥美が話しをする、最後となりました。
祐介が、東京へやって来ます。そして、祐介の依頼で、コンサートの司会を、徹子がすることになりました。
トットちゃん ドラマあらすじ・感想 第12週まとめ。第56話から第60話
トットちゃん!第56話あらすじ
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/totto/
徹子は、松竹の撮影所で、最近会ってくれない渥美清を待っています。渥美は、撮影が終わり、疲れた様子で出てきました。
徹子は、渥美清と久しぶりに会いました。徹子は、女なんか連れて、温泉とかに行ってたんでしょ、と渥美に言いました。
渥美は、お嬢さん、あんたは本当にバカだね、温泉なんかに行ってないよ、と笑いながら否定しました。しかし徹子は、絶対行ってる、やっぱり女と温泉だ、と言い張ります。
渥美は、それを聞いて、涙を出して大笑いしました。そして、蕎麦でも食うかい、と徹子に言いました。
二人は、テーブルに向かい合って座り、食べます。徹子は、蕎麦をもりもり食べました。渥美は、うどんを残しています。
徹子は、もったいないわね、バチが当たるわよ、と言いました。この時、渥美は重い病気で、うどんを食べることも、話しをすることも、辛い状況でした。
徹子は、このことを全く知りませんでした。
食べ終わった徹子は、一緒に帰ろうと、渥美を誘いました。渥美は、これから打ち合わせがある、と言いました。
立ち去って行く徹子を、渥美が呼び止めます。渥美は、徹子に貰った「星の王子さま」の冒頭の一節を暗証しました。
大人はだれも、初めは子供だった。しかし、そのことを忘れずにいる大人は、いくらもいない。
徹子は、よく覚えているわね、と言いました。これは、お嬢さんのことだろ、と渥美は、昔も言ったたように、また言いました。
そして渥美は、力なく手を上げ、その手をゆっくりと振りました。徹子が、渥美を見たのは、これが最後でした。
その後、渥美清が亡くなりました。葬式の帰り道、久松は徹子を屋台に誘いました。
久松は、徹子にふられた夜、渥美と屋台に行ったことを話しました。渥美は、あの人は、誰のものにもならないよ、と言いました。
その後徹子は、男を泣かしちゃいけませんよと、渥美から言われたことを話しました。久松は、優しい人でしたねと、何度も繰り返しました。
徹子も、渥美と初めて会ったころを思い出していました。最初、渥美の徹子に対する態度は、よそよそしく、叱られてばかりでした。
徹子が、「星の王子さま」の本を渥美に上げてから、二人は一気に仲良くなりました。
徹子と久松は、テレビジョンが始まった頃の思い出話が、続きました。
徹子は、まだテレビジョンの可能性を信じていると語ります。異国の者どうしが、テレビジョンによって、お互いを理解しあうことができたら、世界は平和を手に入れることができる。
だから、一生やり続けると、徹子は語りました。久松も、忘れかけていた、テレビジョンの理想を思い出しました。
徹子は、テレビジョンは、軽々と国境を越えるけど、生身の人間は、簡単には越えられないと、つぶやきました。
徹子が家に戻ると、祐介からのFAXが入っていました。9月6日に東京へ行く、と書いてありました。
東京へ来た祐介は、コンサートの司会を、徹子にして欲しいと言いました。徹子は、もちろん引き受けました。
祐介は、司会のときの衣装は、着物がいいと、徹子にお願いしました。
コンサートの日、振袖姿の徹子がMCを務めます。徹子は、乃木坂上倶楽部のシイナさんのお店で、祐介と会ったことから、話し始めました。
しかし徹子は、この後に訪れる、衝撃の事実を、まだ知りませんでした。
トットちゃん!第56話の感想
渥美清さんが、亡くなりましたね。徹子とは、お兄ちゃん、お嬢さんの仲でした。
渥美さんは、浅草の芸人から出発し、苦労を重ね人気俳優となりましたね。
よく知られている映画は、「男はつらいよ」ですね。お盆と正月には、必ず上映されました。
48作も続く、国民的映画でしたが、最後の方は、渥美さんの病気で、かなり辛い撮影だったようです。
立つこともできず、撮影に医者が同伴していたそうです。
そして、1996年8月4日、68歳で、フーテンの寅さんは、帰らぬ旅立ちをしました。
まとめ
徹子は、渥美清と久しぶりに会い、食事をしました。そのとき、渥美の病は重く、話すことも食べることも、ままならない状態でした。
徹子は、そんな渥美の病を全く知りませんでした。そして、それが最後の食事となりましたね。
その後、祐介の東京のコンサートで、徹子が司会を務めることになりました。
徹子は、振袖を着て、祐介のために、司会をしました。
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