トットちゃん ドラマのあらすじ・感想、第45話です。時代が1989年に、飛んでしまいます。
徹子が慕う沢村貞子が、突然芸能界を引退します。葉山に住居を移した沢村のもとに、徹子はしばしば訪れます。
徹子は、沢村夫婦を母さん・父さんと呼ぶ、間柄でした。沢村夫婦も、徹子を娘のように扱います。そんな二人とも、別れのと期がやってきます。
父さんが先に逝き、母さんは、やり残した仕事をやり遂げて、逝きました。30年ほど先の話です。
トットちゃん ドラマあらすじ・感想 第9週まとめ。第41話から第45話
トットちゃん ドラマ第45話あらすじ
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/totto/
徹子は、沢村貞子を尊敬し、何十年も慕い続けました。少し時間を進めた、1989年のことです。
徹子のテレビ局の控え室に、沢村貞子が突然やってきます。そして、竹の子ご飯のおにぎりが入った弁当をくれました。
徹子は、仕事が終わったら食事でもと、誘います。母さん(沢村)は、私は花も実もないロートル、だからこの辺で失礼するの、と言って帰っていきました。
それからしばらくして沢村は、キレイさっぱり芸能界を引退しました。
沢村の夫婦は、それから葉山のマンションに引っ越しました。徹子は、忙しい合間を縫って、二人の所へ何度も足を運びました。
徹子は、父さん(大橋恭彦)に聞きます。なんで、母さんの料理を食べて、美味しいと言わないのかしらと。
大橋は、美味しくなかったら食べないよ、とだけ答えました。父さんは、ありがとうも言わない人でした。
引退後でしたが「徹子の部屋」に、沢村が出演しました。そこに、大橋も付いてきました。父さんは、徹子が葉山に来ないので、会いに来たと言いました。
父さんは、徹子の顔を見に着ただけだからと言って、帰って行きました。これが、徹子が父さんを見た最後となりました。
父さんは、母さんに、さよならも言わずに旅立ってしまいました。父さんは、母さんと出版する予定の本も書かずに逝ってしまいました。
徹子は、母さんに本の続きを書いて欲しいと言います。母さんは、しばらくして原稿を書き始めました。
母さんは、原稿用紙を探すために、父さんの机の引き出しを開けます。そこに、父さんが書いた原稿用紙がありました。
原稿用紙には、母さんへの感謝の想いが、綴られていました。そして、最後に「ありがとう」と、結ばれていました。
「ありがとう」なんて言われなくていい、と言っていた母さんでしたが、この父さんからのラブレターをお守りのように、生涯見に付けていました。
「老いの道づれ―二人で歩いた五十年」が完成した二年後、母さんは、食べ物を口にしなくなりました。
徹子は、毎日母さんのもとを訪れます。徹子を抱きしめた母さんは、もうここには来ないで、と言いました。
それから二日後、母さんは、父さんのもとに旅立ちました。
時間は、1961年に戻ります。
NHKのバラエティショー「夢であいましょう」からは、永六輔・中村八大のコンビにより、坂本九、梓みちよ、ジャニーズなど、多くのスターが巣立っていきました。
ある日、フロアディレクターの久松が、徹子を呼び出します。久松は、徹子に想いを告白し、プロポーズします。
徹子は、結婚を断ります。誰とも結婚しないと、徹子は言いました。その二人の様子を、メイクの井川咲子が見ていました。
テレビでは、坂本九の「上を向いて歩こう」が大ヒットしています。時代は、高度経済成長のど真ん中、東京オリンピックをひかえ、みんな上を向いて頑張っていました。
ただ一人、久松だけは、別でした。
トットちゃん ドラマ第45話の感想
徹子が尊敬する母さん・沢村貞子が、芸能界を引退しますね。沢村さんの家系は、芸能一家ですね。父親は、歌舞伎役者であり俳優です。
弟は、有名な俳優の加東大介で、甥は長門裕之や津川雅彦です。その他にも、芸能人がたくさんいますね。
沢村さんも一流の女優でしたが、潔く鮮やかに芸能界から身を引いていきましたね。そんな沢村さんを徹子は、生涯慕い続けました。
こんな人生の付き合い方ができるのも、徹子の魅力の一つなんでしょうね。
まとめ
第45話では、いきなり28年も話が飛んでしまいますね。そして、沢村貞子・大橋恭彦とのストーリーになります。
なぜ、いきなり30年近くも先の話が挿入されるのか、分りませんね。この先のドラマに、なにか関係しているのでしょうか。
そして、また1961年に、話が戻ります。そこは、坂本九をはじめとするスターたちが、輝き始める時代です。
世の中も同じように、高度経済成長の時代です。現在の日本を作った、発展のスタート地点ですね。
エネルギーに満ちた時代を、徹子は生き抜いていきますね。
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