トットちゃん ドラマのあらすじ・感想、第41話です。徹子は、テレビドラマ『お父さんの季節』の出演が決まります。
渥美清は、浅草の芸人で苦労人です。徹子のようなお嬢さまとは、肌が合いません。スタジオで徹子が挨拶しても、相手にしてくれません。
話しかけても怒鳴られてしまいます。しかし、渥美清とは夫婦役です。上手くやっていけるのでしょうか。
トットちゃん ドラマあらすじ・感想 第9週まとめ。第41話から第45話
トットちゃん ドラマ第41話あらすじ
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/totto/
徹子は、テレビドラマ『お父さんの季節』に、出演することになりました。
メイク室を訪れた徹子は、同窓生の井川(シャープさん)と、合いました。井川は、メイクの新人として、徹子の前に現れました。
徹子のメイクの担当が、井川でした。井川は、メイクの仕事でドラマ作りに参加すると、言いました。
スタジオ入りした徹子は、渥美清(山崎樹範)に会いました。渥美は、スタジオで靴を脱いで入ってきます。徹子が挨拶しても、黙って行ってしまいました。
ドラマの本読みが始まりました。渥美清のセリフが大声なので、徹子は驚いてしまいました。
ドラマが終わります。渥美清は、徹子の「ごきげんよう」の挨拶や、セリフの声の大きさの注意が、気に入りません。ディレクタの久松に、徹子の文句を言って帰りました。
徹子は、野際陽子のニュースの放送が終わるのを待って、一緒に食事に出かけます。徹子は、野際に渥美から言われた「このアマ!」と言う意味を聞きました。
野際は、そういう輩には、近づかないほうがいい、と注意をします。しかし渥美は、徹子の夫役です。会わないワケにもいきません。
家に帰った徹子は、市子から渥美のことを聞きます。渥美清は、浅草の座長でした。
次のスタジオの日、徹子は渥美に話しかけます。渥美は、「トットと失せろ!」と徹子に言いました。徹子は、渥美に「きれいな物語」の本をプレゼントしました。
その本は、サン=テグジュペリの小説「星の王子さま」でした。
ドラマが終わっての帰り、たくさんの女性が渥美清を待っていました。そして、渥美は、その女性たちに囲まれて、帰って行きました。
次の日、徹子はスタジオで、渥美に話しかけます。昨日の帰り、多くの女性と一緒だったことを訪ねました。彼女たちは、浅草時代の恩人だと言います。
浅草の人たちは、乱暴で無知かもしれないが、いい奴なだ、と、渥美は言います。大人は誰も、初めは子供だった。しかし、そのことを忘れない大人は、いくらもいない。と、語りました。
その日以来、二人は「お兄ちゃん」「お嬢さん」と、呼び合うようになりました。そして二人の交流は、渥美清が、この世を去るまで続きました。
トットちゃん ドラマ第41話の感想
渥美清が、スタジオで靴を脱ぎますね。この意味を徹子が、尋ねえています。そして渥美清が、答えましたね。
役者は、土足で舞台に上がることは許されない。板の上は、神聖な場所だから。初めてスタジオに来たとき、ピカピカの床を見て、ここも板の上と同じ神聖な場所と思った。だから、靴を脱いでスタジオに入った。
なりふり構わず名刺を渡し、苦労してテレビの出演にまでこぎつけた、渥美清の思いですね。
それと、シャープさんこと井川咲子です。井川は、音楽学校の優秀生でしたね。必ずNHKの俳優になる、と公言していました。
しかし、徹子は人気俳優になり、井川はメイクの新人です。人生の分かれ目が鮮明ですね。でも、渥美清や、当時の日本を含めて、発展しようとする力を感じますね。
まとめ
第41話は、徹子と渥美清の出会いでしたね。下町の浅草の芸人にとって、お嬢さんは、付き合いにくかったのでしょうか。最初は、つれないそぶりの渥美です。
でも、徹子がくれた「星の王子さま」の冒頭の一節を、静かに語り、「これは、お嬢さんのことかい」と、渥美は言いますね。
お互い、案外いい奴なんだと、分ったのでしょうね。それから、生涯のお付き合いとなりましたね。
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