時代劇の長寿番組「水戸黄門」が、2011年に
終了しました。
そして、今年の10月、6年ぶりに武田鉄矢さん主演で
復活し、BS-TBSでレギュラー放送が始まります。
引用元:http://www.oricon.co.jp/news/2087467/full/
武田鉄矢さんの黄門様と聞いて、世間ではチョッとした
騒ぎになっています。
鉄矢さんは「いつでもどこでも庶民の味方であって
親しみやすい、水戸光圀でありたいと思います」と、
水戸黄門役への抱負を語っています。
また、黄門様以外のキャストも一新されるそうで、
キャスティングは始まっています。
武田鉄矢が演じる「水戸黄門」とは
『水戸黄門』は、TBSで1969年より放送が始まり、
2011年に惜しまれつつ幕を降ろしました。
今回、主人公の水戸光圀を武田鉄矢さんが演じる、
新生『水戸黄門』が6年ぶりに復活します。
武田さんは、自身の黄門様について、
「いつでもどこでも庶民の味方であって親しみやすい、
水戸光圀でありたいと思っています。
世直しの旅をしながら、好奇心旺盛で少々泥くさいぐらい
人間味あふれる黄門さまですね」
と、自分らしさを語っています。
今回の黄門様ご一行の旅は、東日本大震災で
未曾有の被害を受けた東北の太平洋沿岸部を中心に
青森・八戸へと旅をします。
そして、その土地ならではの伝統芸能や工芸品、
郷土料理など積極的に取り上げるそうです。
武田さんは、「微力ながらも復興のお手伝いになればと
思っております」と述べました。
また武田さんは、「『水戸黄門』をご覧になった方が、
『明日もがんばろう!』と感じられるような番組を目指して、
一生懸命演じます」と、抱負を語りました。
武田鉄矢の黄門様に里見浩太朗氏が困惑
武田鉄矢さんが、主演の『水戸黄門』が復活します。
鉄矢さんは、6代目の黄門様となります。
前回5代目の黄門様は、よく知られた「里見浩太朗」さんです。
引用元:http://www.sponichi.co.jp
6年前まで黄門様を務めました。
そのため、黄門様が復活するときは、里見さんだろうと
思っていた人は多いし、ご本人もそのつもりのよう
だったと思われます。
里見さんは、「困惑を隠せず、大いに落胆した」と
伝わっています。
里見さんは、『水戸黄門』とは、深いつながりがあります。
1971年から、2代目助さんとして、約16年間務めました。
そして、2002年には、5代目黄門様を務めています。
それより以前にも、東映映画の『水戸黄門』では、
格さんを演じています。
里見さんは、『水戸黄門』の3役を演じた俳優さんです。
その自負もあり、水戸黄門が復活するときは、自分と
信じていたのかもしれません。
しかし、制作側は、
「月曜夜8時からの『パナソニックシアター』枠として42年間、
43部まで続きましたが、続き物としてはそこでいったん終了しました。
今回はいわばリブート(再起動)という形。全く新しいものを
立ち上げる方針のもとで始まります」
と、コメントしています。
里見さんは、
「もちろん寂しいですが、誰が演じるにしても、
視聴者の心を裏切らない番組にしてほしい。」
「これまでの5代より落ちる黄門は見たくないということです」
と、語りました。
「水戸黄門」のあらすじ
ドラマの「水戸黄門」は、あらすじがそのまま
物語のパターンとなっています。
黄門様一行以外の登場人物や毎回の「もめごと」は、
違いますが、ドラマ全体の進行パターンは、いつも
同じです。
毎回決まった時間に「一件落着」し、黄門様の
高笑いで終了します。
水戸光圀(水戸黄門)が家臣の佐々木助三郎(助さん)、
渥美格之進(格さん)たちをお供に、諸国漫遊の旅に
出かけます。
そして、旅先の各地で世直しをします。
決まった時間にクライマックスが訪れ、悪人を
懲らしめます。
そのとき、助さんまたは格さんが、葵の御紋の
入った印籠を掲げて「この紋所が目に入らぬか」と、
一喝し、悪人一味が観念します。
これが、時代劇ドラマ「水戸黄門」の確立した
筋書きの「黄金パターン」です。
視聴者は、筋書きが分っているのですが、
なぜか毎回見たくなり、チャンネルを合わせます。
歴代の黄門様のエピソード
初代の黄門様は、東野英治郎さんです。
引用元:http://www.sponichi.co.jp
そしてその次の二代目は、西村晃さんが演じました。
実は、東野英治郎さんの「水戸黄門」に、西村晃さんが、
ニセ者の黄門様として出演しました。
このとき、東野さんは「おまえ、俺の役を取りに
来たんじゃないだろうな」と、西村さんに語ったと
言います。
引用元:http://www.sponichi.co.jp
その言葉通りに、東野さんのあと、西村さんが黄門様
役となりました。
西村晃さんが主役を務めているとき、助さんを演じて
いたのが、里見浩太朗さんでした。
西村さんのあと、里見さんに黄門様役の打診がありました。
しかし、里見さんは「まだ白髪をかぶる役はやりたくない」
と、断っています。
そのため、佐野浅夫さんが三代目となりますが、
10年後の2002年に、里見が黄門様を演じることになります。
引用元:http://www.sponichi.co.jp
三代目の佐野さんの時代は、よく涙を流す黄門様でした。
それまでは、ほとんど黄門様の泣くシーンは
ありませんでした。
佐野さんは、
「今まで黄門様は涙を流した事が無い。
だから涙を流せる黄門様を目指したい」
と、語っています。
引用元:http://www.sponichi.co.jp
四代目は、石坂浩二さんが務めました。
石坂さんのシリーズでは、時代考証での噂や
都市伝説が話題になりました。
黄門様一行に、「うっかり八兵衛」がいます。
八兵衛に関する話として、「コーヒーを注文」した、
「ご隠居、ファイト!」「この宿はサービスがいい」
などとしゃべった、と言うことです。
実際は、『トリビアの泉 』で調べたところ、そんな
事実はなかったことが分りました。
この話には、元ネタがあります。
渡哲也さんが出演したとき、茶店のシーンで
お茶を受け取り、おもわず「サンキュー」と
言ったそうです。
もちろん、これはNGになりましたが、
この話が広まり、八兵衛の都市伝説になりました。
新番組「水戸黄門」の始まり
「水戸黄門」は、始まった当初2時間のドラマで、
2週に分けて放送されていました。
「前編・後編」というスタイルです。
しかし、時代劇のドラマですから、視聴者は
高齢者が多くなります。
「1週間の間に、前回の内容を忘れてします」
「次の週には、もう観れなくなるかもしれない」
と言う声が多く寄せられ、
18話から、1話完結になりました。
「水戸黄門」は、1969年8月の放送開始から、
全1227回続きました。
この間の平均視聴率22.2%です。
最高視聴率は、1979年2月5日に43.7%を
記録しています。
これは、「積木くずし」最終回の45.3%に次ぐ、
民放ドラマ史上2位の記録となっています。
今年復活する武田鉄矢さんの「水戸黄門」は、
新たな伝説となれるのでしょうか。
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